in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社サッポロライオン 代表取締役社長 山崎範夫氏登場。
プータロー出身の、社長、山崎。
「マスコミを志望していたんですが、結局、どこも受けずにプータロー生活突入です(笑)」。「当時の飲食店は、大卒が働くところではなかった。私は、ビヤホールが好きだから、最終的にアルバイトから社員になったのですが、先輩たちまで『大学を出ているんだから、止めておけよ』っていうんです。両親は何も言わなかったのにへんですね」「どうして慶応出てビヤホールなんだって言われることも良くありましたが、私にすれば、ぜんぜん不思議じゃない。周りの先輩たちがカッコ良かったんです。もちろんいい加減な人もいっぱいいたけど(笑)、そういう人に限って棒タイ絞めてホールに立つと別人のようにピシっとして」。このオンとオフの落差が、組織に左右されない職人的な格好良さや、格好の良い仕事観として山崎の目には映ったのではないだろうか。一方、サッポロライオンへの就職から、山崎自身もまた自由人を志向していることが伺える。「いままで会ったことのない、いろいろなタイプの人に出会いました。お店の先輩たちは、新宿2丁目とか、ちょっとヤバいというか、そういうところにも連れて行ってくれるんです。そういう人たちと接することがたのしかった。休みもほとんど取れないし、時給350円です。それでも辞めようと思ったことはなかったですからね」。組織よりも、個に魅了され、己もまた一個の人間として自由に生きる。プータロー出身の社長は、その楽しさを熱く、語る。・・・。
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