in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社OEC 代表取締役社長 長谷川秀人氏登場。
バブル崩壊。倒産。父と母とは連絡が取れなくなる。長谷川は借金を一身に背負った。
「10日で7キロ痩せた」と、長谷川。1989年10月27日にグランドオープンしたこの「飲茶店」は、4日間で420万円を売り上げた。アルコールもないお店だから、かなりのハイスコアだ。社員は3名。残りはアルバイトと建機部門からの応援で店舗を切り盛りした。利益も相当上がったようだ。後に2号店も出店している。時代は、バブルの前後。バブルの崩壊により経済も、社会も、シーソーのように反対方向に傾いた。直接、傾いたのは、長谷川が指揮していた飲食部門ではなく、主要事業の方だった。1993年、負債総額50億円弱で倒産。いきなり会社は債権者で埋め尽くされた。父とも、母とも連絡がつかなくなった。呆然と立ち尽くす暇もなく、長谷川は、社長の息子ということで対応に追われた。「また10キロ痩せた」と笑わしてくれるが、それほど強烈な状況だったのだろう。3日間、駆けずりまわって金策に走る。「幸いに、都銀以外からの借金はなかった。スジの悪いところから借金がなかったので救われました」。とはいえ、債権者からは針のムシロである。当時長谷川は30歳。飲食部門を、どうにも出来なかった7億5000万円の負債と共に引き継いだ。 ・・・。
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