in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社KUURAKU GROUP 代表取締役 福原裕一氏登場。
返済の日々。
500万円まで借金は膨らんだ。消費者金融の利息は高い。利息だけで相当な額になる。返済のために、保険会社に就職。9時~18時まではたらき、会社には黙ってカラオケBOXで真夜中まではたらいた。「死にたい」と思ったこともある。オレって何なんだ。頭を抱え込んだ日々もあった。だが、それでは何の解決にもならない。甘かった事業計画に、甘かった資金の借り入れに、けりをつける。そのために寝食を忘れ、懸命にはたらいた。ようやく借金返済のメドが立ったのは29歳の頃。そんな中、浮かれて友人とスノーボードに行き骨折。1ヵ月の入院生活を余儀なくされる。入院費がかさむ。目の前がふたたび真っ暗になった。時を同じくして地下鉄サリン事件が起こった。TVを観ながら、心に衝撃が走った。一度、死ぬことも考えた男が、簡単に多くの人の命を奪った凶悪な犯罪を観て、「全力で生きよう」と思った。人生がリセットする。過去を振り返り、たのしかった仕事は何か、と模索した時に思い浮かんだのが、ラーメン店でのアルバイトであり、日本マクドナルド時代だった。「飲食業」。このとき福原のなかに明確な指針ができる。「お客様やスタッフたちに喜ばれる」仕事をしよう、と。・・・・。
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