in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に未来貢献株式会社 代表取締役 山本友大氏登場。
兄たちに反発した小学生時代から、警察沙汰も起こした中学時代まで。
「兄たちと仲が悪かった」。長男とは6つ、次男とは4つ。年の離れた兄たちからすれば、最初は、からかっていただけかもしれない。だが、三男の山本は、すべてを真剣にとらえた。小さな隙間が大きな隔たりとなり、山本はどちらかといえば大人しい兄たちと正反対の生きかたをするようになる。「唯一、妹とは仲が良かったのですが、兄たちとはいまも連絡を取らないような関係です(笑)」と山本。一度、掘られた溝はいまでも埋まっていないようだ。それはともかく小学1年生から山本は、格闘技好きの父の薦めもあり、拳法を習い始め、中学時代には柔道で好成績を残している。一方、新聞配達のアルバイトを開始。家を出るための資金作りだ。「ともかく早く家を出たい」。そう思うようになったのは、兄たちと暮らす日々がわずらわしかったからにほかならない。そういう意味では、兄たちとの関係が山本の自立心を育てたことになる。
中学になると心に溜まった鬱憤を晴らすように、悪友たちともツルむようになる。柔道をやっていたからだろう。ケンカも強く3年生になると「番長」となって仲間たちを仕切るようになる。警察沙汰を起こしたり、新聞に載ったりしたのも、この頃だ。大人たちも手を焼く少年だったに違いない。だが、この、すさみ、荒れた生活から山本を救うのは、母のやさしさだった。「何をしても、母は私をかばってくれました。何をやってもこの子は悪くない、と」。もしこの時、母が見捨てていたとしたら、むろんいまの山本はない。母のために、山本は高校に進学し、ギリギリの出席日数だったが卒業もちゃんとしている。・・・。
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