in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社ジー・ピー・アイ 代表取締役社長 岩崎肇氏登場。
目標のない就職活動への違和感
「企業活動を通して人々のクオリティオブライフの向上に貢献する」。これは株式会社ジー・ピー・アイの企業哲学だ。そして面白いのはこの続き。例えば「緑あふれる惑星を目指し、かけがえのない緑を感じ“地球の緑は美しい”と言ってもらえる努力をする」とある。
飲食事業を展開する企業として1999年4月に誕生した同社は、実は10年スパンで事業領域を広げ、2030年には“衣食住”のトータルで人々の生活向上に貢献する企業となることを目標としている。もちろん事業展開や企業としての使命、ビジョンを先頭に立って考え実践しているのは、若干36歳の社長、岩崎氏だ。
1974年8月、千葉県に生まれた岩崎氏は、父、母、妹の4人家族で育つ。幼少期からサービス精神旺盛なキャラクターで、遊びに来る従姉妹のためにイベントを企画したり、いつものゲームがよりエキサイトするようなルールを考えてはみんなを楽しませたという。
父親は半導体製造装置メーカーや大手金融機関など、主に外資系企業の経営に携わっており、そんな岩崎氏の自主性を大切に育もうとしたのか、息子の進路や就職には寛容だった。
「大学4年で就職活動をはじめたのですが物凄く違和感がありました。やりたいことが分からないのに会社を選ばなければならないことが胸の引っ掛かりになって...」。社会と対峙することとなった岩崎氏は、自分が何がしたいのか、何をすべきなのか見つからぬままの就職活動に疑問を感じたという。そして出した答えはアメリカ留学。非日常に身を置き刺激を与えれば、自身がシャッフルされおのずと答えが出てくると考えたからだった。・・・。
コメント