in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社カトープレジャーグループ 代表取締役 加藤友康氏登場。
命と引き換えても、の気持ちで取り組んだ事業の再生。
20歳の青年が20億円の負債を抱えた。その決断は断崖から飛び込むほど勇気がいったに違いない。1986年、時代はバブルに向かって走り始めた頃。加藤の事業再生という冒険が始まった。加藤は、就任後、経営に関わる全ての事項を精査し、事業も峻別する。23歳。事業の再生は次の段階に。メインとなる事業への資金のシフトである。
24歳の加藤は、「うどん店」の再生に着手する「麺匠の心つくし『つるとんたん』」の始まりである。加藤の父は讃岐うどんの香川出身。だが、父の「うどん店」は、どこにでもあるうどん屋とかわりなかった。この店を、このコシのある讃岐のうどんと大阪のダシをあわせた「うどん店」につくり変えたのである。これが月商1200万円を売り上げる人気店になる。大阪府茨木市で再生したホテルに続き、うどん屋の見事な再生に注目が集まる。加藤は、ホテルのオーナー、うどん店の店主ではなくプロデューサーとして認知されていく。デザイナーやプロデューサーといった人たちとも交友が広がった。少し違和感があった。加藤は自ら融資を受け、また自ら資金をかき集め、生き残るためにリニューアルを行ってきた。その資金には命と同じ重さがあるはずだった。だが、自らの資金でない彼らのなかには託された何億ものお金を軽く扱う風潮がみて取れた。「何でこんなに気軽にやってんだ」、思わずそんな言葉が口をつく。 ・・・。
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