in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社フーズ 代表取締役社長 周永泉(しゅう えいせん)氏登場。
アメリカでの生活は25年間、うち飲食経験は16年間に及ぶ。その後、日本に戻り、「遊牧」を出店。
周のアメリカ生活は、士官学校から数えて25年に亘り、大学中退し16年間は飲食事業に関わってきたことになる。好景気の時もあれば、不況の時もあった。メキシコ料理店を出店して手痛い失敗を経験したこともあったそうだ。その時の損失額は、当時のレートで日本円にして3億円にも達したという。しかし、大半の店が成功を収めたため苦労したものの何とか立て直すことができたという。
周が、帰国したのは、1998年。日本でも飲食事業を開始することになる。
人気の焼肉店「遊牧」銀座店が誕生したのは、この2003年の11月である。「遊牧」は山形牛を一頭買いすることでも有名。自社の職人が、現地で肉の成熟を管理し、解体するといった力の入れようである。「『遊牧』では肉の旨みが最高潮に達したときに、お客様に提供しています」と周。肉のグレードはもちろんだが、料理に一切妥協しない職人たちの姿勢が、多くのユーザーを魅了してやまない理由なのだろう。株式会社フーズは、山形牛のセリの番号を手に入れている。セリの番号はそう簡単に手に入るものではない。人との出会いや繋がりを大切にする周の人となりや、豊かな人間性が垣間見られるエピソードでもある。・・・。
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