in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社とり鉄 代表取締役社長 小林剛氏登場。
有能な経営者との出会いと、タスコシステムとの出会いが運命をかえる。
小林の母は、小林が5歳の頃からスナックでアルバイトをはじめ、11歳の頃には一つのお店を経営するまでになっていた。バブル期には、絵にかいたような金持ちがやってきた。小林は15歳から、その店を手伝っている。可愛いがられた。2度の大学受験に失敗し、憔悴しているときに救いの手を差し伸べてくれたのは、そのうちの一人。「かぁちゃんを手伝うのもいいが、外に出て力をつけろ」と言われたそうだ。
何千億の資産を持ち、後に、和議申請により負債を抱えることになるこの人物は、叩かれてもタダでは起きなかった。その姿を間近で見て「あきらめない強い男の背中」を小林は初めて見ることになる。「あきらめない」、小林の信念の一つが生まれる。
6年半、その社長から薫風を受けたのち、小林は独立を前提にある焼き鳥屋に修行に行く。それが28歳の頃。30歳になる年に、当時、急成長していた「株式会社タスコシステム」に入社。「とり鉄」を任されるようになる。
ここから先の小林にとって「とり鉄」は不可欠な存在になる。自分のアイデンティティを確立してくれたのも「とり鉄」といってはばからない。
とはいえ、当時の小林はまだ年齢も若く、はねっ返りと思われても仕方のないような言動もとっていた。だが、有言実行。店を任された小林は、業績をまたたくまに上げていった。もちろん、その裏には壮絶な戦いがあった。徹底的に勉強もした。店に泊り込んで、飲食関連の書物を読み漁り、分からない言葉に出会うとネットで検索を繰り返した。夜はすぐに朝になり、朝はすぐに夜になった。寝る間などなかった。・・・。
(社長記事やグルメ情報など飲食の情報はキイストンメディアPR事業部まで)
コメント