in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に有限会社ヘッズ 代表 山本宇一氏登場。
本文より~
“都市型ライフスタイルを提案する”という目線
山本社長が空間デザインについて学んだのは20代前半の頃だ。都市計画、地域開発などのプランニング会社に約3年勤めた経験が、その後のキャリアのベースになっている。意外にも、建築分野を専門で勉強した経験は一度もないという。
そんな山本氏が飲食業界に足を踏み入れたのは29歳の時だった。東京・西麻布のレストラン「ZARA」を立ち上げたのだ。以前から自分の店を立ち上げたいと考えていた山本氏の念願が叶った瞬間でもあった。
その後はクラブなどを出店させ、バブル期の真っ只中、次々とヒットを飛ばした。さらに97年、同社一号店となる「バワリーキッチン」を展開し、カフェ・ブームを巻き起こしていくのである。
山本氏は飲食企業に勤務したこともなければ、飲食の先輩や師匠から商売のやり方を伝授された経験もない。だから彼の立ち位置はいつも“飲食業”ではない。“都市型消費者に新しいライフスタイルを提案する”という目線を根底に貫いて、空間やデザイン、商材となる料理などをクリエイトしているのである。・・・・。
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