in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に“世界の山ちゃん”株式会社エスワイフード 代表取締役 山本重雄氏登場。
海上自衛隊、入隊。
「成績も高校までは決して悪くなかった」と山本氏はいう。「でも、記憶が苦手だったんでしょうね。数学もそうだけど、歴史もできなかった。そうなると勉強もつまらなくなって。大学進学なんてとてもとても。だってそうでしょ。いまなら絶対進学していると思うんですが、当時は、大学には勉強しに行くもんだと思っていましたから。いまの学生たちをみると大きな勘違いでしたよね(笑)」。
大学進学以外となると就職しかない。警察か、料理人かと迷っていた山本氏は、ある日肩を叩かれ、「自衛隊に入隊しないか」と持ちかけられた。少年は素直に「料理人になりたい」と答えたが、自衛隊のなかにも料理をつくる仕事(任務)があると知り、入隊に気持ちが傾いていった。
3ヵ月の基礎訓練が終わると、正式に部隊に配属される。海上自衛隊。舞鶴湾が光でかがやいていた。護衛艦に乗った。給食班を希望した山本氏の、波に揺られながら200人の料理をつくる生活が始まる。
「私の料理は、この時がスタートです。大人数相手ですから数はつくれるようになりました。ですが細かい味については無頓着で、いまでも細かい味付けは苦手ですね」と山本氏。
護衛艦の船上で料理人の人生をスタートさせる。すでに300名以上の経営者にインタビューさせていただいた「飲食の戦士」だが、むろん初めてのケースである。・・・・・。
“世界の山ちゃん”株式会社エスワイフード 代表取締役 山本重雄氏
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