in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社C&Mフードリンク 代表取締役 菊地 努氏登場。
本文より~
珍満(ちんまん)。意味もわからず店名をきらった。
「中学生の頃だったと思います。珍満(ちんまん)という店名がイヤで、父親まできらいになったことがありました。そのくせ、店の手伝いをしてちゃっかりお小遣いはもらっていたんですが(笑)」。当時は、周りに大手の工場があり、珍満はいつも客でにぎわっていた。「そのおかげで私は1浪もさせてもらえたし、大学にも進むことができました。いまでは珍満にも、オヤジにも感謝の気持ちでいっぱいです」。大学に進むと、少林寺拳法部に入った。「サークルとかではなく、ちゃんとした部に入りたかったんです」。ただ、抱いていたイメージとは少し違った。合宿になると浜辺を走り、夕日に染まった海に向って1000本突き。辞めようと心に決めたことも少なくなかった。4年間の部活はけっしてたのしいとはいえなかったが、就職に有利にはたらいたのは事実である。
一部上場の食品メーカーに就職。
「美人のアナウンサーと付き合ってやろうとTV局も受けました。でも、さすがにどの局もなかなか相手にしてくれません。飲食店からはスグに内定をいただけたんですが…」。サラリーマン志向だった。父をみていたからだろう。結局、メーカーに就職する。食品加工の大手メーカーだった。「当時は、海外志向が強くて、海外部門に入って世界を転々とするサラリーマンになろうと思っていたんです(笑)。ただ、1流大学出身の奴らもたくさんいましたから。私たち3流大学は、もっぱら国内、専門です」と言って笑う。ただし、一部上場の食品メーカーである。将来は、安定していた。 ・・・・。
株式会社C&Mフードリンク 代表取締役 菊地 努氏
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