in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”にヨツヤエンタープライズ有限会社 代表取締役社長 四家公明氏登場。
行列のできる店で修業。
中学を卒業する頃には、すでに起業を志していた。父母を見習い「飲食」と決めていたから、アルバイトは勉強にもなった。とはいえ、卒業後、すぐに起業は無理だ。
「カフェ・バーをしようと思っていました。でも、資金もないし、経験もない。バーといえば、お酒ですが、私はお酒だけで勝負できるとは思えなかったんです。だいたいまだ18。お酒を大っぴらに飲める年齢でもない(笑)」。
「そんな時、アルバイト雑誌で行列ができるパスタ専門店をみつけました。昼間でも行列ができる名店のパスタなら、カフェをするにしても強みになるはずだと勇んで応募しました。平日でも2時間待ちの日があるぐらいの超人気店です。ランチで24万円、夜で20万円。25坪32席の店で日商が40万円強ですから、いかに人気があったかがわかります」。
希望を抱いて、就職した。だが、高校時代のアルバイトのようにたのしくない。それどころか、「毎日、辞めたくてしかたなかった」という。
「とにかく、先輩が絶対の、まったくもって理不尽な世界でした。お客様にも『食べたらとっとと帰ってもらえ』です。そんな先輩のいる中ですから、反抗してお客様を大事にする私の態度が気に入らなかったのでしょう。毎日、殴られ、蹴られいじめられました。それでも辞めなかったのは、相手が間違っているのに、これでオレが辞めたら、オレのほうが間違っているということになってしまうと思っていたからです。逆にいえば、そのおかげで、10人入ってもスグに9人は辞めると言われていたスパルタ教育の店で止めずに店長になることができました」。
もちろん、起業への強い思いがあったからだろう。
せっかく名店に入ったのに中途半端で辞められるか!・・・・・・・。
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