in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”にウェンディーズ・ジャパン合同会社 最高経営責任者 アーネストM.比嘉氏登場。
父とは異なるチームプレイ重視の経営者をめざして。
比嘉に父親のことを尋ねると、ビジネスで最も影響を受けた一人という答えが返ってきた。ただし、偉大な父はワンマンな経営者でもあったそうだ。だから比嘉にとって経営者とはワンマンな人間とイコールだった。
おもしろいエピソードがある。「東京にいた時です。ある世界的な企業の大株主をホテルオークラに迎えにあがったんです。お顔を存知あげなかったことが問題なんですが、それ以上に経営者はワンマンでいかつい人っていう刷り込みがありましたから、父より凄い人なんだから<父よりワンマンでいかつい人>を勝手にイメージしていたんです。ところが、そんな人は約束の時間になっても現れない。ビジネスマンは時間にうるさいのにと首を捻っていたんです。更に15分待っても現れない。その時になってようやく思い込みだったのではないか、と気づき始めるんです。だって、目の前に容姿や風貌が父親とは正反対の男性がずっと座っていたんですから」。
比嘉には笑い話では済まなかった。「経営者は父のようにワンマンなタイプしかなれないと思い込んでいたものですから、父と正反対の性格だった私に企業経営は無理だろうなと思っていたんです。でも、この時、出会った経営者のおかげで初めて私も経営者になれるのではないかと希望が湧いてきたんです」。それまで性格ゆえに抑えていた起業家の血がたぎり始める。この時から父とは異なる<チームプレイ重視の経営者>をめざした比嘉の旅が始まった。・・・・。
ウェンディーズ・ジャパン合同会社 最高経営責任者 アーネストM.比嘉氏
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