in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社スパイスワークス 代表取締役社長 下遠野 亘(わたる)氏登場。
建築関連の専門学校に進学。アルバイトで限界を知る。
高校に行ってもサッカー部に所属。レギュラーの座を獲得した。兄と比較すればまだまだだったが、強豪校ではなかったから巧い選手の一人に選ばれた。小学校から続けたサッカーに終止符を打つのは、専門学校に進んでからだ。
「建築関連の専門学校に入学しました。一方、アルバイトで飲食店の内外装を手がける建築工務店で働き、実践を通しながら建築のノウハウを学びました。もっとも、設計やデザインではなくもっぱら施工のほうで、その当時から現場でも寝袋一つあれば眠れるチカラを身に付けました(笑)」。「規模はそれほど大きくありませんでしたが、新宿の有名店も手がけるような会社で、先輩たちはできる人ばかりでした。彼らの仕事ぶりをみて、自分との差を強烈に感じてしまうんです」。
勉強にはなったが、限界を知ることにもなった。モノづくりを行う人間にとって、能力の違いを見せつけられることほど辛辣なことはない。「どうして、こういう風にできるんだろうって、諦めの境地です。凄いから学ぼうというんじゃなくて、オレにはできないと後向きの思考に陥っていたのかもしれません」。ある意味、逃げるように退職。好きなバイクに乗って日本中を駆け回った。「もともと旅行も好きだったのですが、その時は、買ったばかりのハーレーを乗り回したかっただけだったかもしれません。何かスカっとしたい、そんな気持ちだったんでしょうね」。・・・・。
株式会社スパイスワークス 代表取締役社長 下遠野 亘(わたる)氏
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