in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社すずや 代表取締役社長 蟹江脩礼氏登場。
心のなかで、父に逆らった中学時代。
中学生になると、反骨心が芽生えてきた。ご多分に漏れず、不良仲間と遊び始める。「少林寺を習っていたわけですから、人をいじめたりすることはありませんでした。心のどこかで、父に逆らっていたのかもしれません。外では怖いものはなかったけれど、父の前に出ると何もできない。『おれの前でできないことをするな』と叱られました」。とはいえ、親子の関係が断絶することはもちろんない。高校に入ると、父は、息子を趣味のバンドのメンバーに入れた。「キーボードが足りないからおまえがやれ」と。蟹江は健気に、ヤマハの音楽教室に通い始めた。プロのミュージシャンは辞めたが、父はバンドを趣味で続けていたそうだ。ところで、蟹江家には、父の性格も手伝ってか、多くの来客があった。バンド仲間たちも、そう。むろん、父が経営する会社の社員たちとも交流があっただろう。そういう人たちと接することで、蟹江の社交性が育っていったのではないだろうか。・・・。
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