in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社RHコーポレーション 代表取締役社長 金井伸作氏登場。
土曜日は家族で食事、それが金井家のルール。
金井の父は、東京生まれと言っているが、どうも、はっきりしないという。戦争孤児だったからだ。だがその境遇に負けず、独学で勉強。当時、公明党の委員長だった竹入氏のもとで書生をやり、大学にも進学。卒業後、政治家の道を歩み始めている。政治家がどれほど忙しいかは想像に難くないが、それでも金井の父は家族のために時間を割くことも忘れなかった。「土曜日は家族で食事をするのが、ルールだった」と金井は子ども時代を振り返る。ここに、叔父の大関「若羽黒」が加わる。「幼い時から銀座や浅草、日本橋の名店に出かけていました。でも、まだ子どもですから料理の味がわかるわけがありません。コース料理ともなれば父や叔父が2時間もかけて食事をするものですから、ある意味、苦痛以外の何物でもありませんでした。幼い頃、レストランのイメージが悪かったのはそのせいでしょう(笑)」。イメージはともかく、この時の名店通いは金井のその後に多少なりとも影響を与えている。・・・。