in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社マカフーヒアDining 代表取締役 鈴木正昭氏登場。
銀座アスターに8年在籍。
「銀座アスター」は、客単価1万円を超えるような高級中華料理店だ。繁忙期には月商が億を超える月もあった、という。この高級中華料理店「銀座アスター」が、鈴木の出発点。新卒200名の中の1人として採用された。鈴木18歳。当時、飲食店の序列はいまよりももっと厳しい。1日でも先に入れば先輩だ。銀座アスターは新卒採用しかしていなかったため、一番近い先輩でも1年間の開きがあった。だから尚更、序列は厳しかった。「最初は皿洗いからスタートです。ただ、皿洗いといっても大量の枚数です。やがて食材を触らせてもらえるようになるのですが、これも中途半端な量じゃない。いま思えば、『量』をこなすことで、技術が否応なしに身についた気がします」と鈴木。だが、厳しさもあったのだろう。徐々に同期が減っていく。200人の新卒採用者が1年後には50人になっていた。「大きな仕掛けみたいなものがあったような気がします。1人2人と抜けていくんですが、辞めていく人間は、理由はいろいろあるにしても淘汰されていったともいえるんです。結局、チカラのある者が残っていく。それが本格中華の味を引き継ぐに相応しい人を育てていくことになるのかもしれませんね」。鈴木自身は8年間、この「銀座アスター」で勤務した。8年といえば中堅どころ。彼を慕う後輩も生まれていたことだろう。それにも関わらず、退職。何があったのだろうか。・・・・。
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