in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社大島ラーメン 代表取締役社長 大島啓二氏登場。
チャンピオンを目標に上京。軍資金は5万3000円。
「夢を実現する」。わずか5万3000円の軍資金を握りしめ、列車に飛び乗った。「大宮あたりを通過したとき、建ち並ぶビルをみて仰天しました。東京はやっぱり凄いやって。実際は、まだ東京都にもついてなかったんですけどね(笑)」。何もかも、初めての東京だ。めざすは、帝拳、世界チャンピオン。だが、生活もある。親戚が経営しているラーメン店に住み込み、アルバイトを始めた。夕方までの時間を利用し、帝拳ジムで汗を流し、深夜2時、仕事が終わったあと、また走る、そんな日が続いた。どれぐらい経った頃だろうか。大島はアルバイトから、正社員になる。「店が忙しくなったのと、スタッフが辞めたりしたことが重なって、ジムに通う時間がなくなってしまったんです。ボクサーになろう、チャンピオンになろうと東京にでてきたのに、オレなにやってんだろうって。何でラーメン屋なんだろうって」。だが、この時の決断が、大島の一生を左右する。大島のラーメン人生が本格的にスタートした時ともいえるからだ。・・・。
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