in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社ハートランド 代表取締役社長 竹 麓輔(佐藤 薫)氏登場。
人が離れていく、それが一番辛かった。竹の人間性はこの一言にも現れている。
「人が離れていく、それが一番辛かった」と竹は当時を振り返る。「どんなにたいへんでも信じ合える仲間がいればなんとか乗り越えられる。だけど、その時は、仲間のすべてを失いました」。傷心を癒すすべもなく、追い討ちをかけるように迫る借金返済の催促。竹は、命を絶つことを考えた。「最後に迷惑をかけた友人に電話をしたんです。遠く離れた九州のね。電話をすると、いまどこにいるんですか、というので、海が良く見えるドコドコだと。迷惑をかけたから一言謝っておきたかったんです。すると30分も経たないうちに、ヘリとか、パトカーとかが押し寄せてきたんです。枝が折れたりして、手間取っている間に」。だが、この未遂だけではなかった。もう一度、竹は未遂をしている。その時は枝ではなくバスルームの渡し棒が折れた。「生きろ」という啓示だったのではないだろうか。そんな竹を救ったのは、軟禁されるというもう一つの事件だった。むろん借金がらみである。「軟禁といっても、別段危害を加えられるわけでもなく、ただ、その屋敷で寝起きするだけでした」。2ヵ月間、軟禁されたことですっかり毒気が抜けた。世話になっていた社長から連絡があったのは、解放されてしばらくしてのことだった。・・・・。
株式会社ハートランド 代表取締役社長 竹 麓輔(佐藤 薫)氏
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