in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社三ツ星カンパニー 代表取締役社長 星野穣久氏登場。
2002年4月、「まんまる」オープン。
「おやじ、おかん、妹、おばあちゃん、ぼくの5人がゴールデンメンバーだった」。星野は事業立ち上げの瞬間をそういう風にいって笑った。15坪の焼鳥屋が星野の原点。店名は「まんまる」。いまでも、この店は主要店舗の一つだ。開業に至った経緯は以下の通り。郵政局の局員だった父の高志氏が、息子の星野に起業を持ち掛けた。それが、始まり。当時、高志氏は保険を担当し郵便局のなかで、ずば抜けた成績を収めていたそうだ。関東では常に№1。それだけ凄腕の営業マンだったそうだ。当然、収入も良かった。ところが、小泉改革で民営化されたことで、インセンティブが禁止され、収入が激減した。その減収分を補おうと、かつて経験したことのある焼鳥屋を始めようと考えたのである。ただ、民営化されたとはいえ、副業は禁止されていた。そこで高志氏はワシントンホテルのフロントに席を置く息子の星野に白羽の矢を立てた。「ぼくはその当時、フロントの仕事がおもしろくてしかたありませんでした。だから『おれ、いま仕事がたのしくてさ』って暗に断ったんですが、『なら、オレが半分やるから、お前も半分やってくれ』って。さすが凄腕の営業マンですよね。そこまで言われたら、イヤだとは言えなくなってしまって…」。こうして、親子2人。それに家族も加わった強力なメンバーで、<焼き鳥ともつ煮、沖縄料理の店>「まんまる」がオープンした。2002年4月のことである。・・・・。
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