in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社秀穂'(しゅうすい) 代表取締役 草野秀雄氏登場。
本文より~
半年で行列。お客様が営業マンに
『ラーメンとん太』の店主となった草野氏は、朝9時から翌朝5時までお店に立ち続け、ろくに睡眠もとれない日々を過ごすが、オープンから半年で行列のできるラーメン屋に育て上げ、それからは様々なことが順調になっていったという。
「親戚やお客様が次々とこの味で俺にも店をやらせてくれ!と言ってくれる」。営業せずとも自然と人が集まり店舗拡大の土台が作られていく。株式会社秀穂'は、社員120名となった今でも営業は4名しかいないが、それは創業当初からの伝統らしい。草野氏は味に惚れ込んでくれた人が続々手を上げて参加してくれる、ある意味"自然の成りゆき"を利用し、FC展開の先駆けを実現していった。なんと独立から5年経った1987年には、100店を展開することとなる。
ところが草野氏は、ラーメン屋の親父から経営者に自身も成長していくうちに、従来のFCの在り方に違和感を感じるようになる。それは"オーナーの縛り"による弊害だ。オーナーがもっとハングリー精神を持ち、楽しくやりがいをもって商売をできるよう、本部は契約内容において自由度を高めるべきだと考えるようになる。突き詰めた結果導き出した答えは『フリーネームシステム』という、まったく新しいFC展開の実現だった。
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