in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社サクセスストリート 代表取締役社長 大和淳二氏登場。
吉本の育成所に駆け込んだ青年時代。
半年間の少年院暮らしを経て、社会復帰した大和は大阪に行く。18歳。昔から人を笑わせることが好きだったからと、吉本の育成所に入った。同期にはいまや有名な芸人もたくさんいる。「最初はギャラもないんです。エキストラに選ばれて1日ロケに行っても、貰えるのはチョコレート一つだったり。年収300円なんて先輩もいました(笑)」。それでも思いを捨てきれず、舞台に立つ日を思い描き続ける人間ばかりだった。だが、大和は「スパっとあきらめるのも勇気」という先輩の一言で、1年と少しで養成所を後にした。「才能を少しでも自覚していれば辞めなかった。10段階評価で喩えるなら、最低の1点だった」というのが自己評価だ。ちなみに、人を笑わせるコツはテンポと間だという。「街角に立って、いざ人を笑わせようとするとリキミ過ぎるのか、間が悪くなり誰も笑ってくれなかった」そうだ。だが、この養成所時代に学んだテンポと間が、焼肉店での「客との言葉のキャッチボール」に生かされていくのだから、人生に無駄はない。ちょうど20歳になった大和はいったん福岡に帰ったが、その時、大阪でのアルバイト先だった焼肉店の専務から電話が入った。「正社員として戻ってこないか」。その会社が、関西のカリスマ的な経営者今吉氏が立ち上げた商売人道場「元気ファクトリー」だった。・・・。
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