in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に有限会社アズザクロウフライ 代表取締役 小林信秀氏登場。
開業資金、100万円。20歳の独立は成功するのか。
1995年、ハタチの時、小林は、初の店をオープンする。雑居ビルの5F。8坪の店だった。資金はアルバイト時代に貯めた100万円のみ。普通なら断念すべき金額だったかもしれない。実際、普通のテナントでは、無理な額だ。だが、小林は、事務所物件に目をつけ、交渉し信じられないコストで開業した。吉祥寺の駅から数分。家賃は16万円程度だった。ともかく、そういう風に小林の1号店はオープンした。本音というと、「ただ友だちと飲みたかった」だけだった。当時、店主のかたわら、アルバイトも続け、昼間はレストランの厨房でアルバイト。夕方5時~1時までが、「BAR」の店主兼、バーテンダーだった。「最初はともかくお金がなかったから、前日の売上金を持って、新しいお酒を買い増した」。それでも初月の売上は46万円。雑居ビルの5F。1Fに看板もないバーの初月の売上と考えればたいしたものではないだろうか。飲み友達が、お客様だった。実は、店の内装も、友人たちが行なっている。小林はたしかに店主なのだが、仲間内でつくった、最初は、そんな店だったといっていい。ところが、オープン月を起点に右肩あがりが続き、8年後には最高月商300万円の店に育っている。いまも基幹店の一つだ。 ・・・。
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