in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社玉寿司 代表取締役社長 中野里陽平氏登場。
映画「少林寺」に衝撃を受けた少年は、やがて武道館で戦う青年になった。
中野里は4人兄弟の末っ子として誕生する。一番上の姉とは7つ違い。4人の兄弟が、にぎやかな家のなかでスクスクと育っていった。家業は「築地玉寿司」。老舗の寿司店である。中野里が生まれた頃には、3代目である父が斬新なアイデアを取り入れ、人気を博し、次々と出店を重ねていった頃である。中野里自身は5つ年の離れた兄の影響もあり、ブルースリーや少林寺にはまっていく。10歳の時には、映画「少林寺」に衝撃を受け、その頃から本格的に武道の道を歩み始める。高校時代には、沖縄空手を習い、大学に進学後は、少林寺憲法部で主将まで務めている。トーナメント戦では2度優勝。個人戦では武道館で開かれた関東選手権で2位になり優秀賞を獲得している。格闘技にのめり込む一方で中野里は、少年時代から家業を引き継ぐことを当然のように受け入れてきた。高校生になると将来のために、現場も進んで経験した。他店でも経験を積んだ。だが、他店に出ると現場は想像以上に歪んでいた。子どもの頃から憧れていた飲食業に疑問を持ち始める。「飲食業は誇りが持てる仕事だと、父から教わって育ちました。父は、たいへんな時でも、愚痴一つこぼしたことがありません。そういう姿をみて飲食に憧れを感じていたのです。しかし、現実は、違った。飲食の負の部分が明らかになっていくのです。・・・。
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