in-職(いんしょく)ハイパーの“飲食の戦士たち”に株式会社日本レストランエンタプライズ 代表取締役社長 浅井克巳氏登場。
本文より~
国営企業の「国鉄」への就職。
大学卒業を控え、就職活動を開始した浅井は、三菱重工や石川島播磨など、そうそうたるメーカーから内定をもらう。だが、旅好きな浅井が選んだのはまだ民営化されるまえの「国鉄」だった。研修の後、金沢鉄道管理局に配属された。ここが浅井の出発点になる。1年はホームで駅員をやり、電車も運転したことがあるそうだ。その後、本社とこの金沢の管理局を代わる代わる異動。後に、会ったこともない人間から「おまえが浅井か」と言われるようになる。というのも、当時の国鉄は違った管理局への異動があたりまえ。浅井のように同じ管理局ばかり異動するのは、特異なケースだったからだ。だから、知らぬ間に有名人になっていた。
もちろん、浅井が注目されたのはそれだけではないだろう。大蔵省(現、財務相)との交渉窓口など、重要な仕事を任されていく。本社と金沢を行き来するたびに新たな業務が与えられ、役職も上がった。駅長になったのは27歳のとき。28人の部下ができた。浅井よりベテラン選手がほとんどだ。 ・・・。
株式会社日本レストランエンタプライズ 代表取締役社長 浅井克巳氏
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